About sleep 睡眠のお悩み

ストレスは睡眠の敵?

ストレスにはさまざまなものがあります。最も一般的なストレスは、精神的なストレスでしょう。会社での人間関係など、さまざまな要因がストレスを起こします。また、睡眠時間が十分に確保されていないと、毎日の生活の中での出来事がより大きなストレスとして感じられることもあります。例えば、前日に8時間以上十分に眠った翌日と、2時間程度しか眠れなかった翌日を考えてみるとわかると思います。2時間程度の日は、早く帰って休みたい。しかしそこで仕事がドーンと来ると、非常に大きなストレスとして感じられます。一方で、しっかり眠っていればさあやってやるぞという具合です。
一方で、ストレスがあると睡眠の質が悪化します。ストレスを与えると、寝付きが悪くなり、睡眠時間が短縮し、中途覚醒が多くなります。これは、翌日に更にストレスとして感じられ、またこれが睡眠に影響をあたえるという相乗的な効果になります。また、こういった状態が続くと、血圧や血糖のコントロールが悪くなり、身体的にも問題が起きてきます。
このような状態が続くようであれば、早めに専門医を受診することも重要です。もう一つは、運動習慣をつけることにより、ストレスを解消し、気分を向上させ、睡眠の質を向上させることが期待できます。運動は、身体的な健康度も向上させるので、一石二鳥です。ストレスがたまって、睡眠に影響をあたえる前に、運動習慣をつくったり、眠る時間を確保して翌日にストレスが残らないようにすることも大切です。
(早稲田大学教授 内田直 著)